ケニアの動物保護区で密漁者に銃で撃たれ、その傷口から感染症に侵された子育て中のアフリカゾウを救うために、レスキュー・チームが出動しました。
現場に到着したチームは、小象が離れたすきに母象に麻酔銃を命中させます。上々の滑り出しに見えた救命活動でしたが、ここで恐れていた事態が発生します。人の姿に不安を覚えたのか、麻酔で意識が朦朧となっていた母象の下に小象がもぐり込んできたのです。
このまま母象が地面に打ち伏すようなことになれば、小象は3トンを超える母象の下敷きになってしまいます…
レスキュー隊員たちは危険をいとわずに小象を母象から引き離した後、「大きな物体の後を追いかけようとする小象の習性」を利用しSUVで安全な場所に誘導することに成功しました。彼らの勇気ある行動に加え、仲間の象達が大人しく見守ってくれたことが、救命措置を成功に導いたようです。
それでは海外の反応をどうぞ!
タイトル
「麻酔にかかった母象、自分の子供を押しつぶすリスクに直面する」
【海外の反応】トップコメント
■ これは素晴らしい!象のヘルパーの皆さんに敬意を表します
【海外の反応】その他のコメント
■ 今日学んだ面白知識:小象は大きなものを追いかける習性がある
■ 彼らが麻酔銃で撃つべきだったのは象ではなく密猟者だ。麻酔用ダーツではなく銃弾を使って
■ 責めるべきなのは密猟者じゃないと思う。もちろん彼らの行為は許されないけど、貧困と教育の欠如によって密漁を余儀なくされているんだ。本当の問題は巨大で、今も拡大を続けるアジアの象牙マーケットだよ。教育によって問題の根源を絶たないと
■ ワオ…このエンジェルたちって度胸があるわね!!!
■ 野生動物保護区で働くのって単なる仕事じゃなくて、情熱と献身だよね
■ すごいわ…見てるだけで緊張した。上手く行ってホントによかったわ!!
(ソース:https://youtu.be/al9L22C9TRw)
【豆知識】
象の麻酔に使われるエトルフィンは、モルヒネの1000倍から3000倍に達する最も高い鎮痛活性を持つ麻酔薬です。もし人間が象用に造られた麻酔銃で撃たれると、数分以内に呼吸停止で死亡するとされています。(ソース:ja.wikipedia.org)
【ドリトル君の独り言】
仲間の象には救命チームの目的が分かっていたのかもしれませんね。
こちらは、南アフリカで撮影されたSUVに威嚇行動を取るまだ幼いゾウの様子をとらえた映像です。
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