「自分の目で見なかったとしたら、こんなことあり得ないと思っただろうね」
…と語るのはイタリアの写真家ファブリッィオ・ジアマッテオさんです。イタリア・アブルッツォ州のアッチャーノで彼が目にした、あり得ない光景がこちらです…
6匹のオオカミの群れの中心にいるのは、なんと野生の馬です!ジオマッテオさんによると、この地域のオオカミが野生の馬を襲うことは珍しくなく、このような光景は普段では考えられないそうです。
ジアマッテオさんが”オラツィオ”と名付けたこの馬は「オオカミの群れに大胆に近づき、戸惑うオオカミたちに何事か告げた(?)」後は、終始くつろいでいたそうです。
「相手が捕食動物であろうと、自分の土地では自分の好きなように過ごしたかったのかも」と話すジオマッテオさん。あり得ない共存関係の今後の行方が気になります…
それでは海外の反応をどうぞ!
タイトル
「この野生の馬は、オオカミの群れのメンバーです」
【海外の反応】トップコメント
■ コヨーテでは?彼らは小型の獲物が専門のハンターで、大きな獲物は食べないのかも
■ コヨーテはヨーロッパにはいないよ…これはイタリアオオカミだね
【海外の反応】その他のコメント
■ オオカミは馬を食べるよ
■ 捕食動物が獲物を常に食べようとするわけではない。特に満腹の時はね…
■ ”89日目:彼らはようやく僕を仲間として認めてくれたようだ。でもレイノルズだけは、なぜか僕をまだ疑っている…”
■ 1匹だけ、ずいぶん大きな犬がいるみたいだ
■
■ まるで自主制作版のディズニー映画みたい
■ 彼は”アルファ”(※主導権を握るタイプのオス)だね
■ 馬が弱るのを待ってるとか…
(ソース:https://imgur.com/gallery/nL9Ys2T)
【豆知識】
家畜化されたことがない純粋な野生馬といえる種は、ロシアの探検家ニコライ・プルツェワルスキー大佐によって1879年にモンゴルで発見されたモウコノウマ(別名:プシバルスキーウマ)のみとされています。(ソース:http://www.bbc.com)
【追記】最新のDNA解析の結果、これまで唯一の野生種と考えられていたモウコノウマ(別名:プシバルスキーウマ)は、カザフスタン北部のボタイ地方で家畜として飼育されていた”ボタイ・ホース”と呼ばれる馬の子孫であり、馬の野生種はすでに絶滅していたことが明らかになりました。(ソース:http://www.sciencemag.org)
【ドリトル君の独り言】
馬がオオカミの群れの前でお腹を見せていたのには驚きましたね。
こちらは、同じイタリア・アブルッツオ州にあるアブルッツォ国立公園に1年間に渡り設置された無人カメラの映像です。オオカミを含む様々な野生動物が収められています。
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